ホルムアルデヒドについて、お話をします。
ホルムアルデヒド(Formaldehyde)は、毒性の強い有機化合物です。
普通の環境の中に存在している物質であり、常温で透明無色の気体で、かなりの臭気があり、それが特徴的であると言えます。
いわゆるホルマリンは、このホルムアルデヒドが40%前後水に溶けた状態のものを言い、標本などの腐敗を防ぐ目的で使われていることは有名です。
とても水に溶けやすいという性質から、水質汚染が懸念されています。
不法投棄によるホルムアルデヒドで汚染されたことにより、取水停止したというニュースも過去にありました。
水に溶けたホルムアルデヒドのヒトへの影響は、飲み水や食べ物から体内に入る場合が考えられます。
悪影響としては、まだ発がん性などは明確になってはいませんが、ラットでの実験では、体重減少や胃粘膜の肥厚などが見られたようです。
経口での影響の他にも、シックハウス症候群なども、ホルムアルデヒドが原因と言われています。